宿泊税ではなく総合的に「観光税」にするべき理由

沖縄県 宿泊税を検討

沖縄県は、2026年度から宿泊税の導入を目指しています。

定率3%にするのかなど色々な団体が要請書を沖縄県に送っています。

沖縄県は最低でも60億円の税収を見込んでいます。

観光が県民生活に支障をきたしている

沖縄県には多くの観光客がきますが、その影響で県民生活にも支障をきたしています。

「沖縄は観光立県」とよく聞きますが、税収をみると観光業の貢献度はかなり低いです。コロナ禍では沖縄観光客数が激減したのですが、県民総生産は増加しています。

コロナ禍が終わり観光客が戻ってきましたが、増え方に対して県民総生産はそこまで伸びていません。

2020年のコロナ禍の観光客数と比べると、2023年は3倍以上になっているにも関わらず・・です。

沖縄県のマクロ経済部門に関連する主要指標(年度表記)
沖縄県のマクロ経済部門に関連する主要指標(年度表記)

沖縄県にあまり貢献していないにも関わらず観光客が多数来ることで色々支障をきたしています。

レンタカー増加による渋滞

沖縄県には電車がありません。モノレールは那覇と浦添の一部にしかありません。

バスは時間通りに来ないので使い物になりません。

必然的に沖縄観光するにはレンタカーが一番の選択肢になるわけです。

しかし、このレンタカーの増加が渋滞を起こしています。特に中南部の渋滞を酷いものです。

国際免許でレンタカーを運転する外国人の殆どは左側通行に慣れていないせいか、後ろを走っていて怖い思いします。

観光業に従事している人たち以外は、観光客の来沖のメリットなんてほとんど無いことが、コロナ禍の県民総生産で証明されています。

メリットがないどころか沖縄県中南部の大渋滞で迷惑をしています。

そういうレンタカーには観光税を課税し、道路整備に当てるべきだと考えます。

水不足問題

2024年の沖縄は梅雨までの降水量が少なく、給水制限一歩手前まできました。運良く梅雨のお割くらいに大雨が降り給水制限を回避できました。

山の少ない(低い)沖縄県ではこういった水不足がいつ訪れるかわかりません。

沖縄県民は普段の生活から節水を意識して生活しています。

しかし、観光客の宿泊するホテルはどうでしょう?シャワーは沖縄では経験したことのないような水量・水圧です。

プールにも水を大量に使い、やりたい放題です。

県民のための水を大量に使うわけですから、水道料金に観光税を上乗せし、水不足問題の解決に当ててはどうでしょう?

電力代にも観光税

沖縄県は島のために県外から電力を供給できません。電力自由化といっても実質沖縄電力の独占となっています。

土地も小さいため発電所を作るということもできません。

そういう電気代に観光税を課税し、沖縄県在住の人の電気代の補助にしてはどうでしょうか?

なぜ沖縄観光は沖縄県を潤わさないのか?

こんなに沢山の観光客がきて、宿泊やレンタカー、お土産、飲食などでお金を使っているのに沖縄県民は潤わないのでしょうか?

おそらく、それらの業者が県外や国外の資本の会社が運営しているからではないでしょうか?

沖縄の資源を使って商売をしているにも関わらず、法人税等を沖縄県に収めていないのでは?と考えてしまいます。

そういったことがないよう、沖縄県単独で税の徴収しないと沖縄県民の資源を観光客が浪費していくだけになってしまいますね。

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