公立の小中学生8.8%は発達障害

普通のクラスで勉強してる発達障害の子が多い

今の小中学校では、「授業中座っていることができない」「大人しくすることができない」「読み書き計算が困難」「人間関係に困難」などの発達障害と思われる児童・生徒が多くなっています。

通常学級に通う公立小中学校の児童生徒の8・8%に発達障害の可能性があることが13日、文部科学省の調査で明らかになった。10年前の前回調査から2・3ポイント上昇し、35人学級なら1クラスに約3人が読み書き計算や対人関係などに困難があるとみられる。このうち約7割が各学校で「特別な教育的支援が必要」と判断されていなかった。

公立の小中学生8.8%に発達障害の可能性 文科省調査

全体でも8.8%ということから、私達の学生時代よりも遥かに発達障害と思われる子供は増えているような印象。

8.8%のうち、約7割が「特別な教育的支援が必要」とのことから、6.2%くらいの子どもたちは本来と特別支援学級で学ぶべきなのに、普通の学級で勉強していることになる。

35人の学級だと2~3人は本来、特別支援学級で学ぶべき子供が普通の教室で一緒に勉強してることになる。

親が「普通学級で」と要望するケース

学校側で子供が特別支援学級で学ぶべきではと親に連絡した際に、親から「普通学級で勉強させたい」と言われるケースがあるそうです。

自信を喪失してしまうのでは?

親の気持ちも分かるのですが、学習の理解の速さや人間関係の気づき方などは子供それぞれです。周りの子供に明らかに遅れてしまっている自分、周りの人間に出来ないからとそういう目で見られたりすると自信を喪失してしまうのではないでしょうか?

子供一人一人成長の速さなどはそれぞれですから、無理に普通学級で生活させるのは疑問です。

授業が遅れる

最近の学校では体罰はもちろん許されません。昔のように大声で叱られる事も咎められるようです。

「子供の自主性を伸ばして・・・」

という教育方針な上に、「対話・会話」で授業中歩いて回る生徒、授業中大声を出す生徒に言って聞かせるわけですが、その点も「聞く・理解する」という力が未発達な状態では無理だと思います。

もちろん、サポートの先生も教室にいるみたいですが、いつもそういう生徒の横にいるわけではありません。

そういう事もあり、学校での授業はほぼまともに受けることが出来ない状態の学校が多いようです。

ケーキを切れない非行少年たち

ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)

を読みました。昔だったら特殊学級というところで勉強していたレベルのIQの子供が今では「普通」として普通学級で勉強しているという事が書かれています。

IQも人それぞれで、「義務教育」というのを学習する速度というのも人それぞれ。子どもたちにあった学習方法を選んであげる事が大切なのではないでしょうか。

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