またマリン業者による事故発生
また、マリンレジャー業者による事故のニュースです。
8月16日(水)午後0:45ごろ、沖縄県宮古島市の下地島沖合で「船が転覆している」と通報がありました。
下地島空港の北約2.7kmの沖合でダイビング船が転覆し、乗船していた客ら20人(客15人・スタッフ5人)は全員救助され命の別状は無いとのことですが、1人が体調不良を訴えて病院に搬送されました。
巡視船5隻、航空機1機が向かい、付近にいた船とともに捜索し、救助されたとのことです。
ダイビングツアーを主催・運営していたのは「マレア宮古島店」。
天気は、現場は曇で、北の風6m/s、波の高さ0.5mだったとのことですが、天気が急変したという書き込みがあります。
当時別なショップで潜ってました。 天気が急変し、海から顔を出した時には大荒れでした。みんな船に何とかよじ登り、すぐにポイントを離れましたがギリギリだったと思います。ガイドさん達の冷静な行動に助けられて、皆んなパニックになる事なく落ち着いて動けたことは本当に良かった。 他の船は大丈夫かなぁ?と思いながら港に向かいましたが。。。みなさん無事で良かったです!
【速報】ダイビング船が転覆 乗客ら20人全員救助 1人が病院搬送も命に別状なし 沖縄・下地島沖
同じタイミングで近くの海上にいたけど当初はベタ凪でした。11時ごろ雨雲が近づいてきて強烈な雨と風が吹いた。視界は約30メートルまで落ちて10メートル以上の風。風波が立って波高2メートル。アンカーを打っていたダイビングポイントのリーフ際なら3メートル近い波になっていたと思われます。この状態が約一時間続いての事故です。
【速報】ダイビング船が転覆 乗客ら20人全員救助 1人が病院搬送も命に別状なし 沖縄・下
1230に風向きが南から北に変わりました。 更にこのタイミングで強烈なスコールも喰らいました。離島あるあるですが、風向き変わるタイミング、特に北風に変わる時は要注意です。
【速報】ダイビング船が転覆 乗客ら20人全員救助 1人が病院搬送も命に別状なし 沖縄・下地島沖
業者スタッフ・ダイビング客の証言
- 「潜ってみて風が変わったらポイント移動しよう」と船長が判断し、ダイビングツアーを決行。
- 船上に戻ろうとした時に雨が降り出し波が高くなった。
- 全員が船に戻り、いかりを上げて出発しようとしたところ、船にみるみる水がたまっていき、エンジンルームに浸水して船のエンジンが停止。
- 午後0時42分に船上から宮古島海上保安部に通報した際には、船はゆっくりと傾いて転覆。
- 全員がウェットスーツを着用していて、海に浮くことが出来る状態だった。50代・10代の客には更にライフジャケットを着用させ、スタッフが客を囲んで浮いていた。
- クーラーボックスや木製のハシゴなど浮くものにつかまったり、流されないように手を繋いだりしながら救助までの約20分耐えた。
転覆の原因の追求
「船にみるみる水がたまっていき、エンジンルームに浸水して船のエンジンが停止。」というのは当時の天候から想像し辛いものがあります。
積載重量は適切だったのか、整備不良はなかったのかなど、原因の追求をすることが次の事故防止につながると思います。
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