全国の中学校で定期テスト廃止広がる
全国的に中学校で中間テスト、期末テストなどの定期テストが廃止になってきているそうです。大昔自分たちも一夜漬けでなんとかしたものです。
定期テストがない代わりに以下のようにして学力向上、学習週間をつけさせるそうです。
- 論文、リポート、発表などを行う。
- 単元ごとに小テストを行う。
論文ってしっかりした知識がないと・・・
論文やリポートというのは、自分の思ったことを書く感想文とは違います。しっかりした知識と理解がないとかけるものではありません。
定期テストをしない代わりに、論文を書かせてもまず論文にもならないのでは・・と思います。
論文やリポートになっていない場合は、落第点にするのでしょうか?正直定期テストよりはるかに難易度の高いことをやらせようとしているような気がします。
単元ごとに小テストを行う
単元ごとに小テストを行っても一夜漬けの回数が増えるだけではないでしょうか?一夜漬けに使う時間は短くはなりますね。
小テスト形式にしたからといって、暗記から理解に変わることは無いと思う。
おそらく点数を明確につけるための、定期テストの代わりになるものが小テストなんでしょうね。
席次がでない問題
定期テストを廃止した学生の中から「席次がわからないので困る」という意見が出ているそうです。
今は「個性と自主性を育てる時代」というのは分かるのですが、席次は大切ではないでしょうか?
順位に意味はないと思うのですが、「現在の自分の位置」は把握しておくべきだと思うのです。自分のやりたいことや夢が出来た時に、その位置からどれくらい離れているのか分からないようだと、個性も自主性も関係なく突然挫折することになると思います。
充分な時間があれば良いのですが、定期テストが廃止され席次がなくなることにより、事前に努力する機会が失われる訳です。残酷です。
思考力を育てる教育
最近は大学入試でも思考力を育てる内容が増えてきました。しかし、思考力というのは覚える内容を少なくしたりすることで身につくわけではありません。
しっかり、基礎基本を身に着けた上で応用、発展とランクアップしていく上で思考力と言うのは身につくのではないでしょうか?
学校教育での学力の低下
ここ数十年で、学校教育のみだと学力は低下していると思います。そこで、塾などに通わせないと良い点数は取りづらくなっています。
最近の教科書を見ると、昔のように練習問題ばかり!という内容ではなく本当の意味で各教科理解させる良い内容になっています。
確かに練習問題は足りませんが、そこはプリントなどで補うことができることだと思います。
内容が良くなっている教科書を使って、詰め込み教育をうけてしっかり理解していない教員は、それを生徒に理解させることは出来ているのでしょうか?
まず、教員になるために高校・大学・採用試験と合格してきていると思うのですが、塾に通わずに教員になった人はどれくらいの割合いるのでしょうか?
いろいろな試験を塾などに通い「攻略法」で乗り切ってきた教員には今の教科書の良さは理解できないと思います。
そのあたりのギャップが埋まらないので、学生の学力は差が開きまくり全体的に落ち込んでいます。
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