オリオンビール工場から冷却水が漏れ名護漁港が真っ赤に

沖縄県のビールメーカー「オリオンビール」の工場からプロピレングリコールを含む冷却水が雨水の排水口を通って川に流出しました。冷却水が混じった川の水は海に流出し海が真っ赤に染まりました。

オリオンビールは名護市の職員立ち会いのもと冷却水の流出は止まっていることを確認し、工場の稼働を再開しました。

オリオンビールは、プロピレングリコールを含む冷却水は、人体には影響がないと説明しています。

プロピレングリコールとは

プロピレングリコールは無色無臭の液体で、溶剤として数々のすぐれた特長をもった二価アルコールです。
湿潤・保潤・保存・乳化作用などを利用して、さまざまな用途に使用されています。水に比べると沸点が遥かに高く凝固点が低いので熱伝導媒体として不凍液や冷媒などに使われています。

溶血作用、接触性皮膚炎、発がん、染色体異常を起こす危険性があるとされている。 飲むと肝臓、腎臓、心臓、脳へ障害が起こる可能性も指摘されており、ほかの成分の吸収を高める作用が経皮毒を助長させるともいわれている。

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犬・猫のプロピレングリコール中毒

犬・猫が大量に接種すると中毒を起こすことが報告されています。猫では赤血球に異常を起こすことから猫用ペットフードでの利用は禁じられています。

オオミジンコに対する繁殖阻害

プロピレングリコールのオオミジンコに対する繁殖阻害試験の結果が環境庁から出ています。

1,000mg/Lの濃度のプロピレングリコール内でオオミジンコを飼育した所半数は死んでしまったとのことです。

環境への影響はある

上記のことから、人間を始め自然環境にも一定の影響があると思われます。

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